息子の顔を見ながら、ときどき思います。

「ばあばが生きてたら、いっぱい可愛がってくれたのにね」

長い不妊治療の末に、ようやく授かった息子。
その子をいちばん喜んでくれるはずだった母は——もう、いません。

母が亡くなったあとに、息子を授かりました

私の母は、病気がちな人でした。

がんを患い、持病も抱え、働けない時期が長く続きました。
晩年は要介護になり、私も仕事をセーブして介護に向き合いました。

そして、母は逝きました。

その後に、息子を授かったんです。

順番が、逆だったらよかったのに

ときどき、思ってしまいます。

息子を抱いた母を、見たかった。
「よかったね」と、母に言ってほしかった。

8年も不妊治療をして、なかなか授からなくて。
もう少し早く授かっていたら、母に会わせられたかもしれない。

——そんな「もしも」を、考えてしまう夜があります。

🌸 会わせたかった気持ちは、消えない

母はもういません。

母が私を育ててくれたように、今度は私が、息子を育てていく。

大切な人を見送ってから、親になった方。
きっと、私だけではないはずです。

会わせたかった。
見てほしかった。

その気持ちは、消えません。

消えないまま、今日も息子と過ごしています。

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