うちの息子は、年少のころに国旗を200種類以上覚えました。

「ナイジェリアは?」と聞けば、すぐ指さす子でした。
ひらがなも数字も、教えなくてもどんどん吸収していきました。

年長の今は、忘れてしまった国旗もあります。
入れ替わりに、おしゃべりがどんどん増えました。

知らない人が見たら、「賢い子だね」と言うでしょう。

でも——同じ息子が、集団行動は苦手。
日中のおむつは、年少で卒業。
5歳になった今も、寝るときのおむつは外れていません。

発達障害は「全部できない」じゃない

息子は、自閉症スペクトラム障害です。

診断を受ける前、私は「発達障害」をよく分かっていませんでした。
なんとなく「いろいろなことが苦手な子」だと思っていたんです。

でも、違いました。

息子の場合は、得意なことと苦手なことの差が、とても大きい。

できること苦手なこと
国旗を200種類暗記みんなと同じ行動
ひらがな・数字寝るときのおむつを外す
記憶力ばつぐん初めての場所が怖い

「凸凹」の言葉が、しっくりきた

発達の凸凹(でこぼこ)。

得意は飛びぬけて高く、苦手はぐっと低い。
平らじゃなくて、山と谷がはっきりしている。

息子を見ていると、まさに凸凹だなと思います。

国旗を覚える記憶力は山の頂上。
でも、集団に合わせるのは谷の底。

どちらも、同じ息子の中にあります。

🌸 谷ばかり見て、落ち込んでいたけれど

最初は「谷」ばかり気にしていました。

「みんなできるのに、なんでうちの子は」
「夜のおむつ、いつ外れるんだろう」

でも、ふと気づいたんです。
息子の「山」は、こんなにすごいじゃないか、と。

200種類の国旗を、楽しそうに覚える姿。
息子にしかない才能です。

谷は、ゆっくり付き合っていけばいい。
山は、思いっきり伸ばしてあげたい。

息子の凸凹と、これからも付き合っていきます。

🌸 息子の「山」を育ててくれた、一冊の絵本

息子が国旗を覚えるきっかけになったのが、家にあった「せかいのこっきえほん」でした。

国旗だけじゃなく、国名や場所、あいさつの言葉まで載っています。

「これは?」と指さしながら、息子は毎日めくっていました。

無理に教えなくても、好きなものはぐんぐん吸収していく。
息子の「山」を、そっと支えてくれた一冊です。

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せかいのこっきえほん(SANKO BOOKS)

国旗・国名・場所、そしてあいさつの言葉まで載っている、親しみやすい一冊。

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