私の人生の節目には、いつも同じ方がいてくれます。
結婚式や成人式の衣装を扱う、衣装屋さんです。
バブルの頃には、かなり売り上げていたお店だったそうです。
卒業アルバムの、隣同士
その方は、母の高校の同級生です。
卒業アルバムを開くと、ふたりは隣に写っています。
制服姿の母の隣に、同じ年の、のちの衣装屋さん。
節目のたびに、衣装がある
私の七五三の晴れ着は、その方が貸してくれました。
成人式の振袖も、その方でした。
そして息子のお食い初めの衣装も。
どれも、無償で貸してくれたんです。
「衣装をどうしよう」と悩んだ記憶が、私にはありません。
節目のたびに、当たり前のようにその方がいた。
当たり前じゃなかったと気づいたのは、大人になってからです。
🌸 母がいなくなっても、続いている
母は、息子が生まれる前に亡くなりました。
それでも、息子のお食い初めのとき、衣装はその方が貸してくれました。
母と交わした約束があったわけでは、たぶんないと思います。
高校の教室で始まったご縁が、母の娘と、母の孫のところまで、そのまま流れてきている。
以前、複利の話を書きました。
お金に複利があるように、母が積み重ねた信頼の利息を、いまの私と息子が受け取っているのだと。
この衣装屋さんとのご縁は、それを、いちばん強く感じさせてくれるものです🌸